きょうこの勝手に応援 2003
1月9日 日本学生氷上競技選手権大会 決勝戦
明治大学対法政大学

 今日のメンバー
明治
GK 51山本 1越智
1S 19石岡 47石黒 10本田 22曽山 33鬼頭 
2S 66柳 17飯村 91鈴木(雅) 34川村 7木元
3S 18南條 40石山 11後藤(雄) 32本間 2外崎
4S 12秦 14阿部 16工藤(修) 3船樹 39鈴木(雄)

法政
GK 20片山 25渡辺
1S 21芽森 17末松 15北側 1玉井 34河村
2S 11波多野 23酒井 19千葉 7松田 27林
3S 31大日向 9衣笠 18向坂 3松本 35原
4S 5斉藤 14木村 30佐藤 29萩原 6荒井

レフェリー山内

1月9日を迎えてしまいました。インカレ最終日。決勝戦。この試合を早く見たいと思う気持ち半分。この試合を前に時が止まってチームがずっと続いて欲しいと思う気持ち半分・・・。
寂しい気持ちと、昨日までの試合ぶりを見て、どきどきと不安になりながらも札幌から苫小牧へ向かいました。

メンバーは昨日負傷した曽山もきちんといつも通りのポジションで出場。ただやはり昨日の負傷のためか、練習はほとんど乗らず、ちょっと滑っただけで試合に出ていきました。そして、GKの先発は越智。リーグ戦の決勝に出られなかった悔しさをここで晴らそうね!
そして、今日のドアボーイは4年生宮坂。そうだよね、最後の試合だものね。ベンチから一緒に声出そうよ。

今日のホームチームは明治!本田キャプテン、やっとパックトス、勝ちました!それも決勝戦で勝ってくるなんて、素敵すぎます。勝った瞬間小さくガッツポーズしていたの、見逃しませんでしたよ。

ただ、試合前、今日のレフェリーのお名前を聞いて、もうちょっと日本リーグや関東の大学リーグで主審の場数を踏んでいる方にお願いしたかったなぁ・・・と。大学生の最高峰を決める試合です。昨年は高橋裕一さんが吹いて下さったので、当然日本リーグで普段よく吹いている方が担当して下さると思っていました。レフェリーの底上げのためでしょうか・・・?

第1ピリオド
試合前、どちらの円陣が気合いが入っているだろう・・・?と思って耳を澄ましていたのですが、今日は明治の方が遙かに声が大きかったような感じ。それはただ明治ベンチ裏にいたからそう思っただけかしら?
曽山は最初のシフトからフル出場。けがをしているなんてそぶり、一切見せていませんでした。ちょっと辛そうだなぁ・・・と思う場面は何度かありましたけれども。

1:00 飯村がゴール右サイドからシュート。これが今日の明治のファーストシュート。

2:46 石岡がゴール左サイドに切り込んでいってシュートを打つが決められず。本人も悔しがることしきり。

3:02 反則 法政7 エルボーイング
このパワープレーは法政の早いチェックに惑わされ、ほとんどまともに攻め込むことが出来ず。

5:05 曽山がフリーでブルーラインからシュートを放つが、ゴールの枠に入らず。

5:32 曽山の切り込みからゴール前の鈴木雅仁にパスが出るが、鈴木たたけず。

6:46 石山がフリーでゴール後ろのボードまで突っ込んでいき、そこからゴール前に詰めてきた南條にパスを出すが、南條叩けず。

7:20 ゴール右サイドボード際にいた石岡から出たパックをゴール右サイドフェイスオフスポットあたりにいた本田が叩くが、ゴールならず。

8:27 反則 法政19 ホールディング

10:21 反則 法政23 ラフィング
おそらく法政ベンチ前のボード際で木元が飛ばされたのが反則になったはず。木元はしばらくうずくまっていました。ただ、このときリンク中央で飯村もスティックを顔に入れられてしまい、うずくまっていました・・・。再び前回法政戦でやられてしまった口のあたりに入ってしまった模様。こちらはおとがめ無し。

12:20 木元のシュートからリバウンドが出るが、決められず。

13:21 反則 法政21 ラフィング
石黒がゴール裏でつぶされました。

15:42 石岡のゴール裏からのパスにゴール前本田が合わせるが、決まらず。

15:48 鈴木雅仁のゴール正面からのいいシュートがGKに見事なキャッチを見せられてしまい決まらず。

16:41 飯村のシュートのリバウンドがふわっと浮いたところに南條が飛び込むが・・・パックを手でゴールに入れてしまいノーゴールに。ゴールランプはついたけどね・・・あれは誰が見てもノーゴール。。。

18:16 反則 明治19 エルボーイング

18:56 法政のゴール正面からのシュートを越智がナイスセーブ。

19:24 反則 明治10 フッキング
3人対5人のキルプレーになってしまったが、とりあえず石黒・曽山・川村の3人でしのぎきった。

とりあえず0−0のまま終わった1ピリ。中盤以降、流れは明治に来ていたと思うのですが、ゴールが決まらないという感じでした。今日はDFもきちんと体を入れて、パックより先に相手の動きを押さえるようにしていたので、ノーマークで抜かれるシーンもほとんど無く、安心して見ていられました。ただ、2ピリ開始直後にも3人対5人のキルプレーが残ってしまっているので、そこをどう守りきるかで流れが変わってくるのではないかと。
なんて現地では考えている余裕もなく(苦笑)ただただ、どきどきしながら、2ピリ開始を待つことしか出来なかったのですが。。。

第2ピリオド
3人対5人のキルプレーはしのぎきり、あとはキルプレーの終了を待つばかり・・・と思っていた矢先

0:42 反則 法政7 トリッピング
川村がゴールの横で引っかけられました。これでなんとかピンチも終了。

1:26 石岡が自陣からパックを持っていって、法政DFを交わしてシュートを打つが、枠に入らず。その後石黒がパックを拾い、再び石岡にパスが出て、シュートを打つがやはり決まらず。

2:21 石黒のゴール裏からのパスから本田がゴール裏を回って、ゴール横からパックを押し込もうとしたが、押さえられる。

2:27 明治先制!!! 明治1点目 G17飯村←A91鈴木←34川村
ゴール前左サイドの鈴木雅仁がGKもDFも全て引きつけてから、ゴール前右サイドに詰めていた飯村にパスを出し、飯村が落ち着いて決めてきました。決めてきた飯村も上手かったし、更に自分でもシュートを打てたのに、引きつけてパスを出した鈴木も上手かったです。もう選手達の喜びようたりや・・・。さすがインカレ決勝。

6:20 本田のゴール左サイドからのシュートは惜しくもゴール枠から反れる。

7:00 本田の顔に法政の選手のスティックがもろに入り、しばらくその場で動けなくなっていたのをレフェリーに見逃され試合も止まらず、本田が必死になって這いながらもベンチに戻ってきてやっと選手交代出来たと思ったところに・・・

7:10 同点にされる 法政1点目 G17
本田の動きに気を取られていて、気がついたら決められていたという感じだったのですが。なんだか本田が動けなかったことで、穴が出来てしまったというのもあるでしょうし、選手達もそれに気を取られたというのも若干はあるでしょうし。選手は悪くないですよ、これは。

そして、石黒もこの本田へのハイスティックに対してレフェリーに抗議にいき、さらにベンチからもこの件についていろいろと石黒へ指示が出ていましたが、最終的にレフェリーの判断は「ラインズマンが見ていて反則じゃないと判断したから反則じゃない」とのこと(ベンチ裏にいたので聞こえてきた)。レフェリーは明らかにこのシーンを見ていなかったので。。。その場ではかなり私自身不満の声をベンチ裏から上げさせていただきましたが(苦笑)今思えば、1ピリの飯村の顔にスティックが入った件も反則を取っていないから、顔にスティックが入ることで反則を取るわけにはいかないですよね。最初で取らなかったら、それがその日の判断基準になりますもの。昨日の山田レフェリーは全て顔にスティックが入った件は反則を取っていたので、ちょっとそのギャップに見ている方も苦しみました。そして、自分のメモを全て見直してみると、今日は一つもハイスティックの反則が無い。大学生はただでさえスティック高いから、無い試合って少ないはずなんだけど・・・(苦笑)

9:17 反則 明治19 ボーディング

9:51 リードを奪われる 法政2点目 G15←A21
キルプレー早々に、ゴール裏右サイドからの茅森のパスをゴール前右サイドにいた北側に叩かれました。
ここからちょっとずつ流れが法政にも傾きかけたのですが、見ていて胃が痛くてしょうがなかったのですが、実はなぜか負ける気がしませんでした。

10:15 法政に2対1の形を取られるが、越智がナイスセーブ。

13:50 柳から逆サイドにいた曽山にパスが出て、曽山がシュートを放つが、決められず。

16:05 石岡のシュートリバウンドを本田が叩くが、反れてしまう。

16:23 反則 法政17 トリッピング

18:11 同点に追いつく! 明治2点目 G17飯村←A34川村←7木元
川村が中央突破でブルーラインを越え、ゴール手前で右サイドにいた飯村にパスを出し、飯村がGKをよく見て肩口を抜いてきた。川村の思い切りも良かったし、そしてここ一番で決めてくる飯村の勝負強さ。インカレ決勝らしいゴールでしたよ。当然ベンチも大盛り上がり!

19:34 連続得点で逆転!!! 明治3点目 G19石岡←A10本田
ゴール左サイドから本田が放ったシュートのリバウンドがゴール右サイドに突っ込んできた石岡の前に出て、石岡がゴールに流し込んできた。この時間帯で逆転出来たのは精神的にも大きいです。ホントによくあの流れで逆転してきました。

ベンチからも本当によく声が出ていて、途中法政にリードは奪われたものの、本当にいい雰囲気で2ピリを終えることが出来ました。でも相手は法政、そして舞台はインカレ。3ピリ、何が起こるかわかりません。

第3ピリオド
0:56 反則 法政7 インターフェアランス
鈴木雅仁がひっかけられました。

1:18 反則 明治66,法政19 アンスポーツマンライクコンダクト
柳が法政・千葉の挑発に乗ってしまいました・・・。

1:50 石岡が法政DFを交わして、法政陣内に攻め込み、シュートを打つが、GKに押さえられる。

3:22 石黒の膝上に法政の選手のシュートが直撃。その場に倒れ込む。ホイッスルが吹かれたあと、外崎が倒れた石黒のユニフォームを引っ張って、そのままひきずってベンチまでなんとか連れてくる(ちょっとその姿に見ていて笑ってしまいましたが、本人もちょっと引きずられている自分に苦笑いしてましたよね・・・?)が、結局控え選手の肩につかまって控え室に戻ってしまう。4年生最後のインカレだよ。まだ残り15分以上あるのに、こんなところでリタイアしてしまうなんて悔しすぎる。絶対に戻ってきてくれるはず・・・と信じていました。

ただ、結局1つ目のセンターが欠けてしまったことで、法政とのセットの当て方も明治は変えざるをえなくなり、法政の1つ目に明治の2つ目が当たるような形にしばらくなっていました。

4:56 1つ目のシフトで、センターに阿部が入る。

9:00 石黒がリンクに復帰!待ってたよ!!!やっぱり4年生はそうこなくちゃね。ただ動く度にかなり痛そうにしていましたが・・・。

9:46 反則 法政9 ホールディング

10:36 反則 法政15 トリッピング
川村がノーマークで法政ゴールに突っ込んでいったときに後ろから引っかけられ、川村はそのままゴールポストに直撃。ここで5人対3人のパワープレーになるが・・・。

11:18 反則 明治17 トリッピング
パワープレー中にこぼれたパックを法政の選手に法政陣内のブルーライン付近で拾われそうになり、おそらくそれを止めなければ絶対にノーマークを取られてしまう・・・という場面で飯村が思わず後ろから引っかけてしまいました。いや、これは致し方ないでしょう。飯村はしきりに悔しがっていましたが、しょうがないよ、あれは。

11:29 待望の追加点!!! 明治4点目 G19石岡
ゴール右サイドからゴール裏をまくって、ゴール左サイドからたたき込んできました。やっとやっと法政を突き放しました!そして、石岡はリンクを縦横無尽に大パフォーマンスを披露・・・(これは後日写真で・・・笑)。

13:53 石岡が自陣ゴール裏から出たロングパスを法政陣ブルーライン手前で拾い、ノーマークで攻め込むが、はずしてしまう。

15:22 突き放す! 明治5点目 G91鈴木雅仁←A66柳←17飯村
柳のゴール左サイドからのクロスパスをゴール右サイドで鈴木が叩き込みました。この時点での3点差なら、もう大丈夫・・・だよね?

15:22 法政 タイムアウト
法政は去年のインカレでも16分付近から、先日のリーグ戦決勝戦でも17分頃から6人攻撃をしかけてきているので、今回も早めに6人攻撃を仕掛けてくるためのタイムアウトかと。。。しかし今回の法政は結局一度も6人攻撃をしかけてきませんでした。

17:50 法政にゴール前でかなり攻め立てられるが、明治DF・GKもがんばり、そして法政の攻撃も空回りが多く、失点には結びつかず。

18:18 反則 明治10 インターフェアランス
え、キャプテンがペナルティボックスで優勝の瞬間を迎えるってありなの・・・?(笑)

19:03 石岡がノーマークを取るが、決められず。

そして、残り2分を切ったあたりから、ベンチの中でそわそわしていた選手達もヘルメットを脱ぎ始め、残り10秒からカウントダウン。10,9,8,7,6・・・ピーッ。法政のシュートを越智が押さえて、残り5秒で時計が止まります。そこまで石黒・本田・川村の4年生3人と曽山で守っていたのですが、この時点で石黒は飯村と交代。そして再びカウントダウン・・・。

明治大学 5(0−0、3−2、2−0)2 法政大学

選手達は一斉に越智のもとに駆け寄り、スタンドからは紫紺と黄色の紙テープが。今回の優勝は感激の涙というよりも、笑顔が一杯という感じ。明治ベンチ前に最後に整列した選手達は肩を全員組んで、本田キャプテンの合図で一礼、そしてガッツポーズ。そこからゴール回りに集合した選手達。本田キャプテンの挨拶を皮切りに、4年生全員が一人ひとり挨拶をしていきます。後ろから頭にひたすら水をかけられているキャプテンとか・・・(笑)そして、リンク中央に集まって胴上げ。鈴木部長から始まり、福田監督、藤井コーチ、本間コーチ、富田総監督・・・と次々に胴上げ。今年も本間が中央に立ち、校歌のエールを切ります(今年は横に曽山もいました!)。その後、今度は4年生を次々に胴上げ。楽しそうな選手達を見ていると、涙を流すことなんて忘れてしまう程でした。

勝つことが当たり前ではなかったチームが、どんどんまとまっていって、チームワークで動けるようになってくると、今度は個人技もどんどん生きてきて、本当に今年は強いチームでした。
そして、4年生のみなさん。お疲れさまでした。たくさんスタンドからヤジも飛ばさせていただきましたが(苦笑)私はみんなが明治から卒業してしまうのが寂しくてしょうがないです。4年生と下級生が談笑している姿なんて、昔はまず見ることが出来なかったからかなり新鮮だったのですが、だからこそこのチームが出来てきたんだなぁと思います。

苫小牧まで来て、このチームの優勝シーンを再び見ることが出来て幸せでした。本当に本当にありがとうございました。


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