きょうこの勝手に応援 2004
第71回全日本アイスホッケー選手権大会
準々決勝 王子製紙対明治大学

 今日のメンバー
明治
GK 51山本 1越智
1S 19石岡 17飯村 14阿部 2外崎 33鬼頭
2S 91鈴木(雅) 13青柳 16工藤(修) 22曽山 81菊池
3S 71浅利 10石山 20伊藤 23楠木 15森田 
4S 21木元 47志村 9坂田 6工藤(健) 30岸

王子製紙
GK 70芋生 30荻野
1S 17桝川 22パークス 19斎藤(毅) 37荒城 8菅原
2S 9岩田 24桜井 21川平 44キャラー 6川島
3S 7百目木 16斎藤(哲) 3杉沢 28磯島 4園田
4S 10東 20八幡 18奥山 11千葉 2経塚

今日のホームチームは明治。
レフェリーは川村 ラインズマン福島・松田

1年ぶりの日本リーグチームとの対戦です。明治は4つ目以外選手の入れ替えはなし。今日はコーチとして4年生南條・木元の二人が入りました。きちんとFWとDFに分かれてみていましたよ。王子製紙は3つ目まで2月4日の日本リーグの試合とほぼ同じメンバー。1つ目のDFにいるはずのヘンダーソンが欠場していただけです。明治の実力が果たしてどこまで通用するのか。チーム力と若さで日本リーグチームの壁を再び明治は打ち破ることが出来るのか。

第1ピリオド
明治はDFを鬼頭・外崎・曽山・菊池・楠木の5人で回します。

1:24 反則 王子21 フッキング
鬼頭を後ろからひっかけました。

1:45 工藤(修)が左サイドから切り込んでいってゴール前右サイド鈴木(雅)にパス。鈴木(雅)がシュートを放つがセーブされる。

この先5分くらいまで王子にずっと攻め込まれ続けるが、それほど危ないパックはGKに飛ばず。

8:41 ゴール横の飯村からゴール前の石岡にパス。石岡から後ろの曽山にパスが出て、曽山がワンタイムでシュートを放つが上にそれる。

11:22 反則 王子20 インターフェアランス
自陣ゴール左からのフェイスオフのときに、菊池が王子・八幡にちょっと手を出しており、それの報復で菊池が転ばされたのが反則に。

11:35 なんと先制のパワープレーゴール! 明治1点目 G13青柳←A91鈴木(雅)
自陣ブルーライン前のフェイスオフから出たパックを鈴木(雅)が持ってあがり、ゴール左サイドから逆サイドに走りこんでいた青柳にパスを出し、混戦の中で青柳のどこかに当たってゴールが決まった。リンク上の選手たちも、ベンチも、スタンドも、もぅ大騒ぎです!

13:11 あら・・・ 王子1点目 G21川平←A6川島←24桜井
ブルーライン左サイドから川島に放たれたスラップショットをGK前に立っていた川平に合わされてしまいました。

15:47 王子・斎藤毅にポスト内側に当たるシュートを打たれるが、外に跳ね返ってきてセーフ。

16:00頃 鬼頭の顔にパックが当たってしまう。

17:50 明治勝ち越し!!! 明治2点目 G10石山←A20伊藤
伊藤・石山で2対1の形になり、右サイドからパックを持ち込んだ伊藤が落ち着いて左サイドに走りこんだ石山にパスを出し、石山がワンタイムで決めてきました。すごいきれいなゴール!

19:39 王子に3対2で攻められ、フリーでシュートを打たれるが、山本がナイスセーブ。

シュート数 明治5 王子8

明治と王子の間に実力の差はほとんど感じられず、明治は今までの試合では一度も見せたことの無かったようなスピードとパワーで王子と互角に試合をしていました。本当に目を疑ってしまいたくなるぐらいに。目の前で行われているのは本当に大学生と日本リーグチームの戦いなのかしら・・・と。王子の試合は今期ほとんど見ていないので、比較することが出来ないのですが、本当に日本リーグチームとの戦いなんだろうか・・・と。日本リーグチームのえげつなさを随所で感じさせられるのかと思いきや、明治のすごさを実感することになりました。

第2ピリオド
0:59 明治の2つ目の執拗な攻めに、王子はアイシングで逃れる。

2:11 2対1の形になり、石岡がパックを持ち込み、ゴール前の阿部にパスを出すが、阿部のシュートはゴールを反れる。阿部は勢い余ってそのままゴールに突っ込んでしまう。

2:56 ベンチにとびこんだパックがドアボーイの藤木の額に当たってしまう・・・。

4:51 鈴木(雅)と工藤(修)がゴール左サイドから2対1で攻め込み、パックを持ち込んだ鈴木(雅)がシュート。そのリバウンドを工藤(修)、そのあと飯村も叩くがGKにキャッチされる。

6:09 曽山がゴール右サイドでフリーになりシュート。GKにセーブされるが、曽山は勢い余ってGKに突っ込んでしまう。王子・芋生はしばらく動けず試合中断。王子のDFが後ろから来ていて、それもあって体制を崩していましたからしょうがないプレーですよね。

6:22 ブルーライン左サイドから放った石岡のシュートは^キャッチされる。

6:46 反則 明治17 インターフェアランス
王子・岩田を押さえ過ぎました。

7:10 浅利がルーズパックを拾ってノーマークでシュートを放つが決められず。

8:46 守りきれず・・・ 王子2点目 G28磯島←A8菅原
時間的にはフルストレングスですが、実質ショートハンド。ブルーライン左サイドから叩き込まれました。
ただこの今日初めてのショートハンドは本当に良く守っていて、大学生が実業団相手にきっちりショートハンドを守りきっているよ・・・とすごく感心してみていました。

10:00ころ〜 しばらく王子に攻め込まれ続ける・・・

11:44 反則 明治19 王子44 ラフィング
リンク中央付近の何も無いところで二人でもみ合っていました・・・。

12:41 反則 明治22 ホールディング
ゴール裏で王子の選手を押さえ込んでしまいました。

14:00 3つ目ウイング浅利の代わりに木元が初シフト。

16:00頃 王子に2本厳しいシュートを打たれるが、山本のナイスセーブとサイドネットに助けられる。

17:44 飯村がフリーになりそうになったところに王子・川島にパックを奪われ、なぜか川島が飯村の足元に突っ込んできて、二人とも体制を崩して、そのままGK・芋生に突っ込んでいく・・・。

18:00頃 明治が攻め続けて、いいシュートを2,3本放つ。

20:00 反則 明治19 ラフィング(ダブルマイナー+ダブルマイナー)
          王子70 ラフィング(マイナー 代行19)、王子8 ラフィング(ダブルマイナー)

試合終了のブザーが鳴って選手たちが引き上げてくるところで、明治ベンチ前で王子・芋生と石岡が絡み始め(私自身は始まった瞬間を見ていなかったので、どちらが先に手を出したのかは見ていません)、殴り合いに。そこに王子・菅原も参戦してきて石岡はユニフォームを脱がされそうに・・・。王子・菅原は石岡に向かって「GKに手を出すのは・・・」みたいなことを言っていましたが、それよりも大学生相手に乱闘をしているような日本リーグ選手の方が恥ずかしいと思わないのかしら?GKに対して選手を突っ込ませてしまうようなピンチを何度も迎えたのは王子のDFの甘さだと思うし、それによって芋生がいらいらしていたのは確か。でも明治の選手たちは決して自分たちの意思でGKには突っ込んでいないはず。自分だってそんなことをしたら怪我をする可能性があるのだから、そんなプレーを意図的にするはずがない。試合中GKを守ることが出来るのは味方の選手しかいないのに、味方の選手はそのとき何をしていたのかしら?何か出来ることは無かったのかしら。芋生が当たるべきなのは自分のチームの選手だと思うし、決して明治の選手ではないと思うのです。石岡もこの前にキャラーと乱闘寸前のようなもみ合いで反則を取られているプレーがありました。彼も確かにいらいらしていたかもしれないです。多分王子側に言わせれば石岡が手を出したと言うでしょうし、明治側に言わせれば芋生が手を出したと言うと思います。明治側にひとつマイナーが多いので、おそらくレフェリーは石岡が原因と取ったのでしょう。この試合で乱闘を見ることになるとは思わなかったけれども、日本リーグに対して幻滅を覚えたのは確かです。そして、誰一人としてその乱闘に対して手を出しに行かなかった明治の選手たち(氷上には何人かいて、止めに行こうとしているのかな・・・と思える選手はいましたが)はえらかったと思います。

シュート数 明治10 王子8

第3ピリオド
8分間退場になっている石岡の代わりに1つ目ウイングには伊藤が入り、3つ目ウイングは浅利・木元になりました。

1:51 勝ち越された・・・ 王子3点目 G21川平←A3杉沢←22パークス
王子にパックを持ち続けられ、最後は川平をゴール前左サイドでGKと1対1にさせてしまい(って、パックがわたった時点で誰かちゃんとチェックに行かなきゃ)、狙い済まして決められました。ショートハンド守りきれず。

4:30 反則 王子4 フッキング
阿部を引っ掛けました。
ただこのパワープレーはシュートを打てず・・・。

10:49 王子・桝川のシュートがポストに。

10:53 反則 王子22 インターフェアランス 明治81 アンスポーツマンライクコンダクト

11:33 山本がセーブしたはずのパックが後ろにこぼれ、ゴールのわずか横に流れて行く。それに対してDFと山本が二人でクリアに行き、またゴールの方に角度が変わってしまい、ゴールになりそうになるが、なんとかかき出してクリア。

12:34 反則 王子8 ホールディングスティック
鈴木(雅)と曽山で2対1になり、鈴木(雅)がシュートをそのまま放ったがセーブされる。そのときに反則をされていた模様。

13:00 鬼頭のブルーラインからのシュートをゴール前で石岡が叩くが決められず。

16:48 反則 明治14 スラッシング
無駄な反則ではないかもしれないけれども、ここで反則は取られたくなかった・・・。

17:40 浅利が王子・キャラーのシュートをスライディングでセーブ。

18:07 痛い・・・ 王子4点目 G17桝川
このとき、もう舞い上がっていてどう決められたのか、アシストがついていたのかなど覚えていないのです・・・。やはりここもショートハンド守りきれず。

18:35 明治 タイムアウト

19:23 明治6人攻撃スタート。

19:38 あぁ・・・ 王子5点目 G16斉藤←A20八幡←44キャラー
エンプティネットに決められてしまいました。6人攻撃は思うようにパックをキープできず、まともなシュートも打てず終わってしまいました。

シュート数 明治4 王子13

明治大学 2(2−1、0−1、0−3)5 王子製紙

3ピリは明らかに明治の足が止まってしまいました。もう1点取って、再び勝ち越してほしいという気持ちはあったけれども、やはり立ち上がりから全力で王子に対してぶつかっていっていたので、息切れしてしまいましたね。
2ピリ終わって2−2の同点だったこと。2ピリのシュート数が王子より上回っていたこと。そして、最終的に王子に29本しかシュートを打たせなかったこと。これは明治の選手たちの実力が本当に高いことの証明であると思うし、今日見に来ていたスタンドのお客さん、そして全国の社会人チームの皆さん、日本リーグ関係者にすごくいいアピールが出来たのではないでしょうか。一人でも多くの明治の選手が卒業しても高いレベルでアイスホッケーを続けてることができるきっかけになる試合になってくれればいいなと思っています。アイスホッケーを生業にしている日本リーグのチーム(ついでに外国人選手とか帰化した選手とかで十分に補強されているし)相手に純粋に大学生だけで構成されたチームがここまでの試合をしたことは誇りに思っていいと思います。

私自身が試合を見ながら感じていたことは、彼らが本気になったらここまでやれるんだ・・・と正直びっくりしていました。少しでも何か差が出るだろうと思っていたんですね。でも1ピリ、2ピリを見る限りは本当にまったくの互角だったし、どちらのパック支配率も同じぐらいだったし、あれ、こんなんで本当にいいんだろうか・・・と思っていました。3ピリに足が止まっても、結局2失点(3失点目はエンプティですから)で済んだことも実はすごいことなのではと思っています。4失点中3点がショートハンド。フルストレングスのときには王子と遜色なかったということですよね。そんなチームをこうやって応援することが出来たこと、本当に嬉しかったです。

最後に。今日スタンドのお客さんが2ピリのインターバル中に言っていた言葉。「大学生だと思ってちょっと甘く見ていたけれども、明治ってすごいね。感動した!プロみたい!」。こういう感動を覚えてくれた人がいたことを皆さんにお伝えしたいと思います。

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